「最近ちょっと太ってきたかも…」——でも、どのくらいが適正体重なのか、どれだけ減らせばいいのか、フードを何グラム与えればいいのか、意外とわからない飼い主さんが多いです。犬の肥満は関節・心臓・糖尿病リスクを高め、競技パフォーマンスにも直結します。
この記事では、BCSスコアによる体型チェックから、適切なフード量の計算方法まで、数字で管理する体重管理術を解説します。

まず「BCSスコア」で現在の体型を確認する
BCS(ボディ・コンディション・スコア)は犬の体型を1〜5段階(または1〜9段階)で評価する指標です。体重計の数値だけでなく、脂肪のつき方・肋骨の触れ方・ウエストのくびれで判断します。
| BCSスコア | 状態 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1(痩せすぎ) | ⚠️ 要改善 | 肋骨・背骨が目視でわかる。脂肪がほぼない |
| 2(やや痩せ) | △ | 肋骨が簡単に触れる。ウエストは明確 |
| 3(理想的) | ✅ 目標 | 肋骨が少し触れる。上から見てウエストあり |
| 4(やや太め) | △ | 肋骨が触れにくい。ウエストが不明確 |
| 5(肥満) | ⚠️ 要改善 | 肋骨が触れない。お腹が丸く垂れている |
アジリティ犬の理想はBCS3(やや引き締まった状態)です。BCS4以上になると関節への負荷が増し、タイムにも影響します。
愛犬に必要なカロリー量の計算方法
ステップ① 安静時エネルギー要求量(RER)を計算する
RER(kcal/日)= 体重(kg)の0.75乗 × 70
例:体重10kgの犬の場合 → 10^0.75 × 70 = 約394 kcal/日
ステップ② 活動係数をかけて1日のカロリーを出す
| 活動レベル | 係数 | 対象 |
|---|---|---|
| 避妊・去勢済み成犬 | ×1.6 | 一般的な室内犬 |
| 未避妊・未去勢成犬 | ×1.8 | 一般的な室内犬 |
| 軽い運動(週1〜2回) | ×2.0 | 趣味レベルの運動 |
| 中程度の運動(週3〜5回) | ×3.0 | 競技志向のアジリティ犬 |
| 高強度の運動・競技会 | ×4.0〜8.0 | 本格競技犬・ワーキングドッグ |
例:10kg・週3〜5回トレーニングの場合 → 394 × 3.0 = 約1,182 kcal/日
ステップ③ フードのカロリー密度から給餌量を計算する
フードの袋に記載されている「カロリー(kcal/100g)」で割り算します。
例:カロリー密度360kcal/100gのフードの場合 → 1,182 ÷ 360 × 100 = 約328g/日
ただしこれはあくまで目安です。体重の増減を週1回チェックしながら±10〜15%の範囲で微調整してください。
ダイエットフードへの切り替えが必要なとき
BCS4〜5の肥満状態で、フード量を減らすだけでは改善が難しい場合は、低カロリー・高タンパク・高繊維の「ライト/ダイエット用フード」への切り替えが効果的です。
- カロリーを抑えながら満腹感を維持(食物繊維が多め)
- 筋肉量を落とさないために高品質タンパクは維持
- L-カルニチン配合フードは脂肪燃焼をサポート
- 目標体重の1〜2%/月のペースで無理なく減量する
急激な減量は筋肉量の低下・免疫力低下につながります。アジリティ犬は特に筋肉を落とさない緩やかな減量が重要です。
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まとめ
- BCSスコア3が理想。触って・見て体型を毎月チェックする習慣を
- 必要カロリーはRER×活動係数で計算できる
- アジリティ犬(週3〜5回)の係数は×3.0が目安
- フード量=必要カロリー÷カロリー密度×100gで算出する
- ダイエットは月1〜2%減を目標に筋肉を落とさず緩やかに
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