アジリティの教本やセミナーでは、様々なハンドリングテクニックや理想的なラインが紹介されます。しかし、それをそのまま自分の犬で試してもうまくいかない、ということはありませんか?その原因は、あなたのハンドリング技術だけにあるのではありません。実は、犬一頭一頭の「特性」に合わせてライン設計を最適化するという、非常に重要な視点が抜けているのかもしれません。
今回は、画一的な理論から一歩進んで、あなたの愛犬だけの「オーダーメイド」のラインを設計するための考え方について解説します。
アジリティのライン設計を愛犬に合わせるべき理由
人間が一人一人、体格や走り方が違うように、犬も犬種や骨格、性格によって走り方が全く異なります。あなたの犬が最もスムーズに、かつ自信を持って走れるラインは、他の誰のものでもない、あなたと愛犬だけのものなのです。

犬のスピード・歩幅・ターンを分析する3つのポイント
では、どうすれば自分の犬の特性を客観的に知ることができるのでしょうか。以下の3つのポイントに注目して、練習風景をビデオに撮って分析してみましょう。

1.ジャンプ1個に対する歩数を数える
2.ターンの軌跡を観察する
3.トップスピードを把握する
犬のタイプ別アジリティライン設計ガイド
犬の特性は、大きく2つのタイプに分けて考えることができます。

•Type S(Speedy & Straight – スピード&直線タイプ)
•Type A(Agile & Accurate – 俊敏&正確タイプ)
まとめ|愛犬の特性を活かしたライン設計でアジリティ上達へ
愛犬の能力を最大限に引き出すライン設計は、他の誰かの真似をするのではなく、目の前にいるあなたのパートナーを深く観察することから始まります。愛犬の走り方を誰よりも理解し、その特性を尊重した時、初めて「うちの子仕様」の最高のハンドリングが生まれるのです。今日から、あなたの愛犬の「専属アナリスト」になってみませんか?
参考文献
[1] OneMind Dogs. “Dog agility course running: Reality vs fantasy lines”. OneMind Dogs Blog.
[2] Bad Dog Agility. “Episode 376: Optimal Lines in Agility”. Bad Dog Agility Podcast.

